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更新しやすいサイトの条件:CMSの選び方(WordPress・STUDIO・ヘッドレスCMS)
結論から言うと、「更新しやすいサイト」かどうかは、CMSの種類そのものよりも、誰が・何を・どのくらいの頻度で更新するかとの相性で決まります。まず更新の担当と内容を決め、そのうえで WordPress・STUDIO・ヘッドレスCMS の仕組みの違いを比べると、選び方がはっきりします。
CMSとは?更新しやすいサイトの3つの条件
CMS(コンテンツ管理システム)とは、HTMLなどの専門知識がなくても、管理画面から文章や画像を追加・修正できる仕組みのことです。お知らせやブログ、施工事例、メニューなど、くり返し増えていく情報を扱うサイトでは、ほぼ欠かせません。
私たちは、更新しやすいサイトの条件を次の3つで考えています。
- 担当者が迷わず操作できる:入力する項目が決まっていて、どこに何を書けばよいかがわかる
- 更新してもデザインが崩れにくい:見た目の調整を毎回しなくても、決まった形で表示される
- CMS自体の維持に手間がかかりすぎない:アップデートやサーバー管理を誰が担うかが決まっている
3つのCMSの仕組みの違い
WordPress
WordPress は、公式サイトで「オープンソースのパブリッシングプラットフォーム」と説明されているCMSで、本体は無料で利用できます。テーマ(デザインのひな形)やプラグイン(機能を追加する部品)で、ブログ、ネットショップ、ニュースレターなど幅広い機能を追加できるのが特徴です(WordPress.org 日本語)。
一方で、自分で用意したサーバーにインストールして使うため、サーバーの用意と維持が必要です。公式サイトでは推奨環境として PHP 8.3 以上、MySQL 8.0 以上(または MariaDB 10.11 以上)が挙げられています(WordPress.org:ダウンロード)。また、公式ドキュメントでは WordPress を常に最新版に更新すること、更新前にバックアップを取ることがすすめられています(WordPress.org Documentation:Updating WordPress)。更新の手順はWordPressのバージョンアップ・更新方法で紹介しています。
STUDIO
STUDIO は、コードを書かずにデザインからサイトを作れるノーコードのサービスです。料金ページでは、すべてのプランにホスティング(サイトを公開するためのサーバー)が含まれていることが示されており、サーバーを自分で用意する必要はありません。ブログやお知らせなどを管理するCMS機能もあり、プランによって作れるCMSの種類(モデル数)が異なります。また、独自ドメインは有料プランで使えます(STUDIO:料金プラン、2026年10月確認)。
デザインの自由度が高い反面、サービスの提供する機能の範囲で作ることになるため、必要な機能があるかは事前に確認が必要です。ノーコードの向き・不向きは制作会社・フリーランス・自作(ノーコード)の選び方と比較でも整理しています。
ヘッドレスCMS
ヘッドレスCMSは、コンテンツを管理する部分と、サイトとして表示する部分を分けたCMSです。国産ヘッドレスCMSの microCMS の解説では、「ヘッド」は表示画面を指し、ヘッドレスCMSはコンテンツ管理に特化したCMSで、API(システム同士が情報をやり取りする窓口)を使って表示したい場所にコンテンツを届ける仕組みだと説明されています(microCMS ブログ:ヘッドレスCMSとWordPressの違い)。
ひとつの管理画面からWebサイトやアプリなど複数の場所に同じ情報を出せる、表示側のデザインや技術を自由に選べる、といった利点があります。ただし同じ解説では、表示画面(フロントエンド)を別に開発する必要があることも挙げられています。表示部分の修正には開発者の手が必要になる、という前提で選ぶものです。
比べるときのポイント
| 比べる点 | WordPress | STUDIO | ヘッドレスCMS |
|---|---|---|---|
| サーバー | 自分で用意・管理 | 料金に含まれる | 管理画面はサービス側。表示側は別途用意 |
| 機能の追加 | テーマ・プラグインで幅広く | サービスの機能の範囲内 | 開発すれば自由度が高い |
| 公開後の維持 | 本体・プラグインの更新が必要 | サービス側が担う部分が多い | 表示側の保守を開発者が担う |
| 向いている体制 | 更新・保守の担当や依頼先がいる | 社内でデザインも触りたい | 開発パートナーと継続して運用する |
表は仕組みの違いを整理したもので、どれが優れているという意味ではありません。更新の量や体制によって、合うものが変わります。
選ぶ前に決めておきたいこと
制作会社に相談する前に、次の4点を社内で話しておくと、CMSの提案を比べやすくなります。
- 更新する人:社内の誰が担当するか。パソコン操作に慣れているか
- 更新する内容と頻度:お知らせ、ブログ、商品、採用情報など。週1回か、月1回か
- 自分たちで変えたい範囲:文章と写真だけか、ページの追加やレイアウト変更までしたいか
- 公開後の保守を誰が担うか:アップデートや不具合対応を社内でするか、依頼するか
あわせて、契約前に「CMSのアカウントは誰の名義になるか」「別の会社に移るときにデータを持ち出せるか」も確認しておくと安心です。名義の考え方はドメインとサーバーは誰の名義?で解説しています。
まとめ
- 更新しやすさは、CMSの種類より「誰が・何を・どのくらいの頻度で更新するか」との相性で決まる
- WordPress は無料で機能を広げやすい一方、サーバーの用意と本体・プラグインの更新が必要
- STUDIO はホスティング込みで、サービスの機能の範囲内でデザインから作れる
- ヘッドレスCMSは管理と表示を分けた仕組みで、表示部分は別に開発する
- 選ぶ前に、更新担当・内容と頻度・変えたい範囲・保守の担い手を決めておく
自社に合うCMSに迷ったら、無料相談でお気軽にご相談ください。制作の進め方はWeb制作のサービス紹介でもご覧いただけます。
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