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サイトリニューアルのタイミングと進め方:判断の目安と失敗しにくい手順
結論から言うと、サイトリニューアルは「公開から何年たったか」ではなく、今のサイトが目的の妨げになっているかで判断するのがおすすめです。見た目を新しくするだけでは、問い合わせや採用などの成果は変わりにくいためです。この記事では、リニューアルを検討する目安と、現状の棚卸しから公開後の確認までの進め方を順に整理します。
リニューアルを検討する5つのサイン
次のような状態が重なっているなら、部分的な修正より、全体を見直したほうが早いことが多いです。
- 伝えたい内容と掲載内容がずれている:事業内容や強みが変わったのに、サイトは数年前の説明のまま
- スマホで見づらい・操作しづらい:文字が小さい、ボタンが押しにくい。確認のしかたはスマホ対応(レスポンシブ)はなぜ必要?で紹介しています
- 更新したくてもできない:担当者が変わって管理画面に入れない、制作会社に頼まないと文章ひとつ直せない
- 表示が遅い:Google は読み込み・応答・表示の安定性を測る Core Web Vitals を検索のランキング要因として扱っており、目安として読み込み(LCP)2.5秒以内、応答(INP)200ミリ秒未満、表示のずれ(CLS)0.1未満を示しています(Google 検索セントラル:Core Web Vitals)。測り方はPageSpeed Insightsの見方にまとめています
- 土台の技術が古い:たとえばサイトを動かすプログラム言語 PHP は、各バージョンのサポート期間が公式に決まっており、サポートが終わると脆弱性の修正が提供されません(PHP 公式:Supported Versions)。サーバーや CMS の更新が止まっているなら、リニューアルの機会に整えるのがよいタイミングです
逆に、「デザインに飽きた」「競合が変えたから」だけでは、リニューアルの理由としては弱いと私たちは考えています。まず、どのサインに当てはまるかを書き出してみてください。
全面リニューアルと部分改修の分かれ目
全部作り直すか、一部だけ直すかは、次の観点で判断します。
| 観点 | 部分改修で足りる例 | 全面リニューアルを検討する例 |
|---|---|---|
| 内容 | 一部ページの文章・写真の差し替え | 事業構成が変わり、ページ構成から見直す |
| 見た目 | 色やボタンなど細部の調整 | スマホ非対応で、レイアウトごと作り直す |
| 更新のしくみ | 担当者への操作レクチャーで解決 | CMS の変更や、管理画面の引き継ぎが必要 |
| 土台 | サーバー設定や CMS の更新で済む | サポート終了の技術で動いていて更新できない |
部分改修で済むなら費用も期間も小さくできます。迷う場合は、制作会社に「全面と部分、それぞれの案」を出してもらうと比べやすくなります。
進め方:棚卸しから公開後の確認まで
1. 現状の棚卸し
最初にやるのは「今のサイトに何があるか」を把握することです。ページ一覧、アクセスの多いページ、問い合わせにつながっているページを書き出します。あわせて、ドメイン・サーバー・CMS のアカウントが誰の名義で、ログインできるかも確認します。ここでつまずくと、公開直前に止まることがあります。名義の考え方はドメインとサーバーは誰の名義?をご覧ください。
2. 目的と優先順位を決める
「問い合わせを増やす」「採用応募を増やす」「更新を社内でできるようにする」など、リニューアルで何を変えたいかを1〜3つに絞ります。ここが決まると、ページ構成やデザインの判断がぶれにくくなります。依頼前に決めておきたいことはホームページ制作を依頼する前に決めておきたい5つのことにまとめています。
3. URLの引き継ぎ方針を決める
リニューアルでページの URL が変わる場合、古い URL から新しい URL への転送(リダイレクト)を設定しないと、検索結果や他サイトからのリンクをたどって来た人がエラーページに着きます。Google のガイドでは、移転前に古い URL と新しい URL の対応表を作ること、サーバー側の恒久的なリダイレクト(301 など)を使うこと、移転の反映には小〜中規模サイトで数週間かかることが示されています(Google 検索セントラル:URL 変更を伴うサイト移転)。URL を変えない設計にできるなら、それが一番手間が少ない方法です。
4. 制作と確認
制作の流れ自体は新規制作と大きく変わりません。期間の目安はWebサイトの制作期間についてで紹介しています。リニューアルならではの確認点は、「旧サイトにあって新サイトにないページはないか」「お問い合わせフォームの送信先は正しいか」「アクセス解析のタグは引き継がれているか」の3つです。
5. 公開のタイミングと公開後
Google のガイドでは、サイト移転はトラフィックが多くない時期に合わせるのが得策とされています。繁忙期やキャンペーン中の公開は避けるのが無難です。公開後は、リダイレクトが動いているか、検索結果からの流入が極端に落ちていないかを数週間は見守ります。
よくある失敗
- 見た目だけ変えて、内容は旧サイトのコピー:文章が古いままでは、リニューアルの目的が達成されにくい
- 旧 URL の扱いを決めずに公開:検索からの流入が落ちる原因になりやすい
- 更新体制を決めないまま納品:きれいなサイトが、また数年後に「更新できないサイト」になる。CMS の選び方は更新しやすいサイトの条件:CMSの選び方で解説しています
- アカウントの名義が制作会社のまま:次のリニューアル時に引き継ぎで困る
まとめ
- リニューアルは「年数」ではなく、内容のずれ・スマホ対応・更新のしづらさ・表示速度・土台の古さで判断する
- 全面か部分かは、内容・見た目・更新のしくみ・土台の4つの観点で分ける
- 進め方は、棚卸し → 目的の絞り込み → URL の引き継ぎ方針 → 制作と確認 → 公開後の見守り
- 旧 URL のリダイレクトと更新体制を決めてから公開する
進め方に迷ったら、無料相談でお気軽にご相談ください。制作の進め方はWeb制作のサービス紹介でもご覧いただけます。
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