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サイトの写真は素材と撮影どちらがいい?使い分けの考え方
結論から言うと、お店や会社の「中身」が写る写真は撮影し、雰囲気づくりや説明の補助に使う写真は素材で補うという使い分けが現実的です。どちらか一方に決める必要はありません。この記事では、ページごとにどちらを選ぶかの考え方と、使う前に確認しておきたい権利の扱いを整理します。
素材と撮影、それぞれの向き・不向き
素材サイト(ストックフォト)の写真は、すぐに手に入り、費用も抑えやすいのが利点です。一方で、同じ写真がほかのサイトでも使われている可能性があり、自社の店内や商品、スタッフそのものは写っていません。
撮影した写真は、手間と費用がかかるかわりに、そのお店・その会社にしかない情報を伝えられます。サイトを見た人が来店や問い合わせを考えるとき、知りたいのは「実際にどんな場所で、どんな人が、何を提供しているのか」です。ここに素材の写真を使うと、実際とのずれが生まれやすくなります。
| 素材サイトの写真 | 撮影した写真 | |
|---|---|---|
| 手に入るまで | すぐ | 日程調整と撮影が必要 |
| 費用 | 抑えやすい | 撮影費がかかる |
| 独自性 | ほかのサイトと重なることがある | その会社だけのもの |
| 伝えられること | 雰囲気・イメージ | 店内・商品・人などの実際の姿 |
| 権利の確認先 | 素材サイトの利用規約 | 撮影者との契約、写っている人の了承 |
ページごとの使い分けの目安
迷ったときは「この写真が実物と違っていたら、見た人が困るか」で判断すると分かりやすくなります。困るなら撮影、困らないなら素材でも構いません。
- 撮影したい:トップページの大きな写真、店内・外観、商品やメニュー、スタッフ紹介、施工事例や作品紹介
- 素材でも構わない:コラム記事の見出し画像、サービス説明の挿し絵、背景や区切りに使う写真、季節のお知らせの飾り
予算が限られる場合は、まず「撮影したい」側のうち、トップページと主力の商品・サービスだけを撮影し、ほかは素材や手持ちの写真で始めて、あとから差し替えていく進め方もあります。Googleビジネスプロフィールでも店内や外観の写真を載せられるので、撮影した写真は使い回しを前提に考えておくと無駄がありません(設定の考え方はGoogleビジネスプロフィールとは?店舗が最初に整えたい設定にまとめています)。
なお、Googleの画像に関するガイドでは、ぼやけた画像より高画質の写真の方が利用者の関心を引くこと、画像はページの内容に関連するテキストの近くに置くことなどが勧められています(Google 検索セントラル:画像に関するSEOのベストプラクティス)。素材か撮影かにかかわらず、ページの内容と合った写真を選ぶことが大切です。
素材を使う前に確認したいこと
素材サイトの写真は「無料」「商用利用可」と書かれていても、使い方に条件が付いていることがほとんどです。条件はサイトごとに違うので、使う素材サイトの利用規約・ライセンスを読んでおくようにしてください。
例えばAdobe Stockの利用条件では、通常ライセンスでWebサイトに使うことはできる一方、素材を独立したファイルとして配布することや、素材そのものが主な購入目的となる商品(ポスターやTシャツなど)を再販・配布目的で作ることはできないとされています。また「エディトリアル専用」の素材は、報道や公共の関心に関わる用途に限られ、広告や販売などの商用目的には使えません(Adobe Stock:ライセンス情報と利用条件)。
確認しておきたい主な項目は次のとおりです。
- Webサイトでの利用が認められているか
- 商用利用(お店や会社の宣伝)が認められているか
- ロゴや商品パッケージなど、用途ごとの制限がないか
- クレジット表記(撮影者名などの記載)が必要か
- 「エディトリアル専用」など、用途が限られた素材ではないか
制作会社に素材選びを任せる場合も、どのサイトの素材を、どのライセンスで使ったかを記録して引き渡してもらうと、後から確認しやすくなります。
撮影を依頼するときに決めておきたいこと
撮影を外部のカメラマンに依頼する場合、注意したいのが写真の著作権です。文化庁の「誰でもできる著作権契約マニュアル」では、実際に撮影した人が著作者となり著作権を持つこと、依頼者が報酬を払ったからといってそれだけで著作権を取得するわけではないことが説明されています。依頼者が写真を使うには、利用の了解を得るか著作権を譲り受ける必要があり、契約書で定めておくことが勧められています(文化庁:誰でもできる著作権契約マニュアル(第2章 第6節 写真の撮影))。
撮影の前に、次の点をカメラマンと確認しておくと安心です。
- 使う範囲(Webサイトだけか、チラシやSNS、Googleビジネスプロフィールにも使うか)
- 使える期間
- トリミングや色の調整をしてよいか
- 撮影者名の表記が必要か
- 納品する枚数とデータの形式・サイズ
また、スタッフやお客様が写る場合は、写真をサイトに載せてよいか本人の了承を取っておきましょう。退職や事情の変化で写真を外してほしいと言われることもあるため、差し替えやすい作りにしておくと対応が楽になります。ここで紹介したのは一般的な考え方なので、契約内容や権利の扱いについての個別の判断は、専門家にご相談ください。
撮影した写真は高画質なぶんファイルが大きくなりがちです。そのまま載せると表示が遅くなる原因になるため、Web用に縮小・圧縮して使います。表示速度の確かめ方はサイトの表示速度を測る方法:PageSpeed Insightsの見方をご覧ください。
まとめ
- 店内・商品・人など「中身」が写る写真は撮影、雰囲気づくりや説明の補助は素材で補う
- 迷ったら「実物と違っていたら見た人が困るか」で判断する
- 素材は「商用利用可」でも条件があるため、利用規約・ライセンスを確認して記録しておく
- 撮影を依頼するときは、使う範囲や期間を契約で決め、写っている人の了承も取る
- 撮影した写真はWeb用に軽くしてから載せる
写真の準備は、制作を依頼する前に方針を決めておくと進めやすくなります。あわせてホームページ制作を依頼する前に決めておきたい5つのこともご覧ください。
写真の用意の仕方で迷ったら、無料相談でお気軽にご相談ください。サイト制作についてはWeb制作のサービス紹介もご覧いただけます。
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