LINE公式アカウントの基本とお店での活用のしかた:料金と最初の設定
結論から言うと、LINE公式アカウントは新しいお客様を集める道具というより、一度来てくれたお客様との関係を続けるための道具として考えると使いどころが見えやすくなります。無料のプランから始められますが、メッセージを送れる数には上限があり、送りすぎるとブロックにもつながります。この記事では、お店の経営者や担当者に向けて、料金の仕組み・使いやすい機能・最初の設定と配信の考え方を、LINEヤフー公式の情報をもとに整理します。
LINE公式アカウントとは?料金の仕組み
LINE公式アカウントは、お店や企業がLINE上にアカウントを持ち、「友だち」になってくれた人にメッセージを送ったり、個別にやりとりしたりできるサービスです。料金プランは次の3つです(LINEヤフー for Business:料金プラン)。
| プラン | 月額固定費(税別) | 無料メッセージ通数 | 追加メッセージ |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 | 不可 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 | 不可 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 | 可(従量課金) |
スタンダードプランの追加メッセージは、2026年10月1日の改定で、月20万通までは1通3円、それを超えた分は1通2.5円(いずれも税別)とされています(LINEヤフー for Business:追加メッセージ料金改定のお知らせ)。
注意したいのは通数の数え方です。公式の料金ページでは、「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」が通数になると説明されています(1回の配信には最大3つの吹き出しを入れられます)。たとえば友だちが50人なら、全員への配信は無料プランで月4回までです。友だちが増えるほど、同じ回数でも通数が増える点を覚えておきましょう。
一方で、LINEチャット(1対1のやりとり)の送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージは通数にカウントされないと案内されています(LINEヤフー for Business:LINE公式アカウント)。
お店で使いやすい主な機能
機能は多くありますが、小さなお店がまず知っておきたいのは次のあたりです。
- メッセージ配信: 友だち全員、または条件で絞り込んだ相手に、画像やテキストを送る機能です。
- LINEチャット: お客様と1対1でやりとりできます。予約や問い合わせの窓口として使えます。
- リッチメニュー: トーク画面の下に固定で表示されるメニューです。予約ページ・地図・メニュー表などへのリンクを置けます。
- ショップカード: LINE上でポイントカードを発行・管理できます。紙のカードの持ち忘れを減らせます。
- クーポン: 来店時に使えるクーポンを作り、メッセージとして配信できます。
- あいさつメッセージ: 友だち追加されたときに自動で送られるメッセージです。
各機能の詳しい説明は、上記の公式ページから個別の解説記事に進めます。
最初に整えたい3つの設定
アカウントを作ったら、配信を始める前に次の3つを整えておくと、友だち追加した人が迷いにくくなります。
- プロフィールと基本情報: 店名・営業時間・住所・電話番号など。Googleビジネスプロフィールやサイトの情報と食い違わないようにそろえます(Googleビジネスプロフィールとは?店舗が最初に整えたい設定)。
- あいさつメッセージ: 友だち追加のお礼に加えて、「何が届くのか」「どのくらいの頻度か」を一言書いておくと、届いたときに驚かれにくくなります。
- リッチメニュー: お客様がよく知りたいこと(予約・メニュー・アクセス)を3〜6つ程度に絞って置きます。
あわせて、友だちを増やす入口も用意します。レジ横やテーブルのQRコード、会計時のひと声、Instagramのプロフィールのリンクなどです。Instagramとの役割分担はInstagramを集客につなげるプロフィールの整え方も参考にしてください。
配信は「回数」より「届いてうれしい内容」で考える
LINEのメッセージは、お客様のスマートフォンに通知として届きます。InstagramやXの投稿よりも相手に近い場所に届く分、届いてうれしくない配信が続くとブロックされやすいと考えておきましょう。無料プランの通数の上限も、裏を返せば「配信は厳選する」前提で考えるきっかけになります。
配信内容を考えるときは、次のような「受け取る側の得」があるかを目安にします。
| 配信の例 | 受け取る側の得 |
|---|---|
| 季節メニューや新商品のお知らせ | 来店の理由ができる |
| 臨時休業・営業時間の変更 | 無駄足を防げる |
| 友だち限定のクーポン | お得に利用できる |
| 予約の空き状況 | 予定を立てやすい |
配信の頻度は、業種やお客様の来店サイクルによって変わります。月に1〜2回から始めて、ブロック数や反応を見ながら調整するのが無理のない進め方です。SNS全体の続け方については小さなお店のSNS運用:投稿頻度より大切なこと4つで整理しています。
まとめ
- LINE公式アカウントは、来店したお客様との関係を続ける「再来店のきっかけ」づくりに向いています。
- 料金は無料・5,000円・15,000円(税別)の3プラン。通数は「配信回数×友だちの数」で数えます。
- チャットや応答メッセージ、あいさつメッセージは通数にカウントされません。
- 配信前にプロフィール・あいさつメッセージ・リッチメニューを整え、配信は受け取る側の得を基準に厳選します。
料金や仕様は変わることがあるため、申し込みの前には公式ページで現在の内容を確認してください。LINEとWebサイトの導線づくりに迷ったら、無料相談でお気軽にご相談ください。
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