小さなお店のSNS運用:投稿頻度より大切なこと4つ
結論から言うと、小さなお店のSNS運用では、投稿の回数を増やすことよりも「誰に・何を伝えて・どんな行動につなげるか」を決め、無理なく続けられる型をつくることのほうが大切です。限られた人手で毎日投稿を目指すと、続かなくなったり、中身が薄くなったりしがちです。この記事では、お店の経営者や担当者が回数の前に押さえておきたい4つのことを、Instagramの公式情報をもとに整理します。
1. 目的・相手・次の行動を先に決める
「とりあえず投稿する」状態だと、何を載せればいいか毎回迷い、反応があったかどうかも判断できません。最初に次の3つを決めておくと、投稿の中身がぶれにくくなります。
| 決めること | 例 |
|---|---|
| 目的 | 新規のお客様に来店してもらう/予約を増やす/常連さんに新メニューを知らせる |
| 相手 | 近隣で働く30〜40代、観光で訪れる人、すでにフォローしている常連さん など |
| 次の行動 | プロフィールを見る → 地図を開く/予約ページへ進む/電話する |
ポイントは「次の行動」です。投稿を見た人が気になったとき、どこへ進めばよいかが用意されていなければ、来店や問い合わせにはつながりません。行き先になるプロフィールの整え方はInstagramを集客につなげるプロフィールの整え方で紹介しています。
2. 「反応したくなる中身」を意識する
Instagramは、フィードやリールに何を表示するかを決める仕組みを公式に説明しています(Instagram:Instagram Ranking Explained)。それによると、フィードでは見る人の過去の行動(いいね・シェア・保存・コメントなど)、投稿の人気(反応がどれくらいの速さで集まっているか)、投稿者との過去のやりとりといった情報が使われます。リールでは、最後まで見られるか、シェアされるかといった予測も使われるとされています。
つまり、ただ回数を重ねるよりも、見た人が保存したくなる・誰かに送りたくなる・コメントしたくなる中身を意識するほうが理にかなっています。お店の場合、たとえば次のような投稿は保存やシェアにつながりやすい種類といえます。
- 今月のメニューや営業日の一覧(あとで見返せる情報)
- 商品の選び方や使い方(役に立つ情報)
- お店の場所や入口のわかりやすい案内(初めての人の不安を減らす情報)
同じ説明では、すでにInstagramに投稿されたリールの再投稿、低解像度や透かし(他アプリのロゴなど)が入ったリール、音声のないリール、文字が中心のリールは表示されにくくなるとも書かれています。動画は自分で撮ったものを、できるだけきれいな画質で投稿するのが基本です。写真の用意のしかたはサイトの写真は素材と撮影どちらがいい?も参考にしてください。
3. 続けられる「型」をつくる
回数を決めるのは、中身と目的が決まってからで十分です。そのうえで、毎回ゼロから考えなくて済むように、投稿の種類をいくつかに絞ってローテーションすると続けやすくなります。
| 投稿の種類 | 内容の例 | 準備のしかた |
|---|---|---|
| お知らせ | 営業日・臨時休業・イベント | 月初にまとめて作る |
| 商品・サービス | 新メニュー、おすすめ、選び方 | 入荷や仕込みのときに撮りためる |
| お店の様子 | 店内、準備風景、季節の飾り | 気づいたときにスマホで撮っておく |
| よくある質問 | 駐車場、予約の要否、支払い方法 | 実際に聞かれた質問をメモしておく |
たとえば「週2回、お知らせ1本と商品1本」のように、人手に合わせて続けられるペースを先に決めてしまうのがおすすめです。投稿の間隔が多少空いても、営業日や休業のお知らせが正しく載っていることのほうが、来店を考えている人にとっては大切です。営業時間などの基本情報は、Googleビジネスプロフィールや自社サイトの情報とずれないようにしておきましょう(Googleビジネスプロフィールとは?店舗が最初に整えたい設定)。
4. 月に1回、数字で振り返る
続けるうえで欠かせないのが振り返りです。Instagramでは、プロアカウント(ビジネス向けの機能が使えるアカウント)に切り替えると、プロフェッショナルダッシュボードでインサイト(投稿やアカウントの反応の数字)を確認できます(Instagramヘルプセンター:Instagramプロアカウントを設定する)。
毎日見る必要はありません。月に1回、次のような点だけ確認すれば十分です。
- どの種類の投稿がよく保存・シェアされたか
- プロフィールへのアクセスやリンクのタップが多かった投稿はどれか
- 反応が少なかった種類は、内容を変えるか減らすか
自社サイトにGA4(Googleアナリティクス4)を入れていれば、Instagramからサイトへの訪問がどれくらいあるかも確認できます。見方はGA4で最低限見ておきたい数字と見方で紹介しています。数字を見て「よく反応される種類を増やす」という調整を重ねるほうが、やみくもに回数を増やすより効率的です。
まとめ
- 投稿の回数より先に、目的・相手・次の行動を決める
- Instagramは保存・シェア・コメントなどの反応も表示の判断に使う。見返したくなる・人に送りたくなる中身を意識する
- リールは自分で撮ったものを、きれいな画質で。再投稿や透かし入りは表示されにくい
- 投稿の種類を絞って型にし、人手に合わせて続けられるペースを決める
- 月に1回、インサイトとサイトのアクセスを見て、反応のよい種類を増やす
SNSからの行き先になるWebサイトや予約ページの整え方に迷ったら、無料相談でお気軽にご相談ください。サイト制作についてはWeb制作のサービス紹介もご覧いただけます。
- #SNS運用
- #店舗集客
- #コンテンツ